魅惑たっぷりなアラビアン王国 『サウジアラビア』のみどころ10選! | の旅行記

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魅惑たっぷりなアラビアン王国 『サウジアラビア』のみどころ10選!

エリア
ジェッダ
/
テーマ
自然
時期
2022/11/20~2022/11/28
投稿日
2022/12/17
更新日
2022/12/26
投稿者
吉田 有李

実は、アラビア半島の約80%を占める大きな王国サウジアラビア。そんなに大きな国にもかかわらず、“サウジアラビア”と聞いても、多くの人があまりピンとこないのではないでしょうか?

サウジアラビアって何があるの?

サウジアラビアって何か危なくない?

サウジアラビアの人ってどんな生活をしているんだろう?

私自身、渡航前、調べていく中でそのような思いをたくさん巡らせました。

そんな未知の国サウジアラビア。

今回、私はサウジアラビア西部の港町『ジェッダ』から北上してイスラム教の聖地『メディナ』、みごとな岩層と峡谷が美しい『アルウラ』を巡り、東部の首都『リヤド』に行ってきました!

今回は、日本ではまだ知られざるサウジアラビアで訪れるべきみどころ、厳選10選をご紹介します!

~サウジアラビアが「閉ざされた王国」と言われる理由~

2011年までは限られた旅行会社だけが取得できた観光ビザも、約8年間発給が止められていました。ところが、2019年9月より突然、ツーリストビザの発給が始まったのです。現在はインターネットで、個人で簡単に観光ビザを取得することができます。(申請費用約22,000円 ※2022年12月現在)

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日数:5日間  
旅行代金:210,800円~337,800ツアーはこちら

  • 【1】考古遺跡「マダイン・サーレハ」の “古代の墓” <アルウラ>

    マダイン・サーレハは、サウジアラビアで初の世界遺産となった古代遺跡です。「岩だらけの場所」を意味する「アル・ヒジュル」とも呼ばれています。

    そう、この場所は「見渡す限り砂」というわけでもないので、砂漠ともいえないのです。砂もありますが、他にも土や岩や様々な自然が入り混じっていて、ひとことでは言い表せません。

    かつてここは貿易の中継地点として、またメッカに向かう巡礼者でにぎわっていたらしく、現在も数多くの芸術的な墓が残されています。
    砂岩の墓には、柱やイーグル、お花など美しい彫刻がほどこされており、トップへの階段は天国への道と信じられていているそう!

    こんな素敵なお墓には入れたら嬉しいですよね!!

    ヨルダンのペトラ遺跡と同様、ナバタイ文明の証しと言われています。
    でもここは、世界の他の有名な遺跡に比べ、まだそんなに観光客で賑わっているわけではありません。
    なので、じっくりと落ち着いて遺跡を観察することができ、まるでタイムスリップしたかのような、あるいは考古学者になったかのような気分を存分に味わうことができます!

    観光客で賑わう前に、是非行ってほしい観光スポットです!

  • 【2】アルウラの大自然に眠る古代文明 “遺跡の彫刻”

    アルウラには岩層、峡谷、断崖など、自然が作り出した野外博物館が沢山あります。またそこには碑文のコレクションが沢山保存されており、特にジャバル・イクマはサウジアラビア最大の「公開図書館」と言われています。


    岩には当時の文字の他にも、動物や人々の生活が彫刻で描かれているところもあります。子供の落書きのようで可愛いです♪


    実際に彫刻の体験をすることが出来るのですが、文字を掘るのはとてもとても難しく、なかなか思うように彫れませんでした。


    当時の人がこんなにも美しく文字やイラストを堀っていたことや、それが今日までこんなに保存状態よく残されていることを思うと、何だかしみじみとした気持ちにになりました。

  • 【3】時空を超えた旅をも楽しめる! “アルウラの旧市街散策”

    アルウラを訪れたなら、是非立ち寄ってほしいのが旧市街です。もともと人々が住んでいた建物を、現在はカフェやレストランにして国内外からの観光客を楽しませています。


    昼間はあまりお店も開いておらず人もまばらですが、16時を過ぎるとても賑やかになるそうです。


    旧市街の建物は土や泥、石そして草など自然のものを利用して作られたこの旧市街は素朴ながらもとてもお洒落な雰囲気です。


    サウジアラビアではどこでもダンキンドーナツを見つけることができますが、私が見た中では、ここのダンキンドーナツが断トツで一番お洒落な雰囲気でした!


    夏は溶けてしまうかと思うほど暑いサウジアラビア。ガイドさん曰く、この旧市街は暑すぎて、人々は砂漠のオアシスのヤシの木の下などに別荘を持っていたとのことです。そんな風に昔の人々の生活を想像しながら、かつてこの地にいた人々の生活を垣間見ることができる、とても興味深い街です。

  • 【4】サウジアラビアの風をきって進む!スリル満点、ジップライン

    アルウラでは様々なアクティビティを楽しむことができます。
    その中でも特にスリル満点なアクティビティがジップラインです。


    受付に到着すると体重をはかり、腕にバンドをつけてもらいます。
    荷物、アクセサリーは全て預けるように言われ、撮影の為にグループで一台だけスマートフォンを係員に預けます。
    ヘルメットやハーネスなど安全装置を装着し、飛び方の説明を受けます。


    そして、車で高台まで連れていかれ、一気にアルウラの絶景に向かって飛び出します!!


    夕日の時間帯は岩々が、沈んでゆく太陽に照らされて色づき、美しい絶景を目の当たりにしながらサウジアラビアの風を全身で感じることができます。


    そして何よりもこれはスリルを楽しむアクティビティです!特に飛ぶまでがドキドキです!
    飛んでしまえば結構安定しているので、玄武岩のパノラマビューを堪能できます。

  • 【5】西の玄関口、ジェッダについて深く知る! “タイバット博物館”

    ジェッダはメッカやメディナに巡礼に向かう世界中のムスリムの為の玄関口として知られる、港町です。


    そんなジェッダにあるこの博物館では、国際的で魅力的な2,500年もの歴史を持つジェッダについて詳しく知ることができます。


    博物館の建物自体が昔のジェッダの伝統的な建築を再現したもので、その出窓には複雑な木格子細工と華やかなサンゴが用いられています。


    イスラム教の遺産の展示を楽しんだり、ジェッダ、サウジアラビア、そしてアラビア半島のより広い範囲の生きた歴史と基盤について詳しく学んだりするのに最適な博物館です。


  • 【6】 世界遺産の町を散策する! “ジェッダの旧市街”

    ユネスコの世界遺産にも登録されているジェッダの旧市街。


    歴史的な物語で知られる8つの門に囲まれた城壁の内部には、独特のデザインと古代の家名で賞賛される10棟以上の古民家があります。現在、古い家屋が最新の手法とノウハウで徐々に芸術ギャラリーやカフェに生まれ変わり、観光にも魅力的なエリアとなっています。



    アラビアパンを焼くパン屋さんやお菓子を販売する屋台、可愛らしいマグネットを販売するお土産屋さんなど、地元の人々の生活に根付いたスポットから観光客向けのスポットまで、魅力的な散策が楽しめます!

     

  • 【7】圧巻のスピードと高さを誇る “ファハド王の噴水” <ジェッダ>

    ファハド王の噴水はジェッダのランドマークとして親しまれています。



    高さ312mの噴水は、ジェッダの夕日を彩ります。とても幻想的な光景で、ジェッダに来たならば必ず見たい絶景です。屋台も出ているので、噴水を眺めながらアイスクリームなどのおやつや軽食を楽しむこともできます。



    地元の人も噴水の周りの広場でピクニックをしており、穏やかな時が流れていてとっても素敵な雰囲気です。

  • 【8】イスラムの第二の聖地“メディナ”に足を踏み入れる!

    イスラム教でメッカに次ぐ第2の聖地「メディナ」。
    毎年、多くの巡礼者たちがハッジやウムラのためにここを訪れます。ここは、預言者ムハンマドにとって極めて重要な意味を持つ聖地です。


    以前はメッカ同様非ムスリムの人はこの町を訪れることはできませんでしたが2022年現在はモスク内部には入れないものの、メディナの街に足を踏み入れることが可能となっています。


    預言者ムハンマドが眠る10本のミナレットの見事な『預言者のモスク』や真っ白な外観が美しい『クバーモスク』などモスク巡りがおすすめです。


    また、サウジアラビアではどこでもデーツを見ることができますが、メディナでとれる黒いデーツ『アジュワ』は何百種もあるデーツの中で最も貴重な品種と言われています。


    ちなみに、私は渡航前、デーツが好きではありませんでしたが、サウジアラビアのデーツはとにかく美味しいです!!
    ドバイで有名な高級デーツブランド"バティール"もサウジアラビア産のデーツを使用しています!

    そして、デーツは腸内環境を整えたり、貧血を予防したりととっても身体にいい食材です。
    一日2-3粒を旅行中毎日食べていましたが、旅行の間だけでもその効果を実感できました!

  • 【9】 サウジアラビア王国の創設の歴史を実感する “マスマク城”

    150年の歴史を持つマスマク城塞。粘土と泥レンガで作られた頑丈な建物です。

    かつてこの城塞を拠点に様々な王国と州を統一し、今日のサウジアラビアを築きました。

    王国の誕生を目の当たりにした、サウジアラビアにとって重要な建物と言えます。

    現在では、修復された建物は博物館となっており、1912年から1937年までのサウジアラビアの地図や写真のほか、様々な歴史的遺物や芸術作品、視聴覚資料など、魅力的な展示物があります。

    また、今回行った際にはアラビアコーヒーの展示も行っていました。

    アラビアコーヒーの作り方や歴史、道具などが展示され、アラビアコーヒーに関して学ぶことができ、とても興味深かったです。

  • 【10】 本物のアラブの商人を目の当たりに! “アルゼルスーク”

    リヤドの歴史地区にあるアル・ゼル(Al Zel)スーク。1901年に作られたこのスークでは、網目のように広がる路地にウードの香りが漂います。


    サウジアラビアにはたくさんの近代的なショッピングモールがありますが、ここには手工芸品やホーム アクセサリー、純金のジュエリーが並ぶ店が立ち並び、伝統的なショッピング体験を楽しむことができます。


    毎日午後6時には、アンティーク、儀式用の刀、このスークの名の元となった幾何学模様の絨毯などのオークションが行われ、金曜日には中央広場で週の最大のオークションであるハラジ(halaj)が開かれ、多くの人々が集まります。

  • おわりに ~今、訪れるべき 「サウジアラビア」~

    サウジアラビア渡航が決定してから、インターネットで様々な検索をかけました。

    が、調べても調べても確実な情報が出てこない。


    しかし、それもそのはずだと訪れてみて実感しました。サウジアラビアは、"今" 変化している国なのです。


    数年前まではで映画や公共のコンサートなどの娯楽も制限されていたサウジアラビアで、現在は次々と都市の発展・文化の開放がなされています。


    サウジアラビア政府は娯楽産業や観光産業に力を入れています。


    SDGsに特化した新しい街をも作ろうとしています。


     

    私が今回実際にサウジアラビアに足を踏み入れてみて思ったことは、サウジアラビアは今、行くべき国だということです。


    サウジアラビア政府の計画が円滑に進めば、数年後、数十年後には近代的な街が広がると思います。現時点でも2018年に女性の運転が解禁となり、外国人の服装の規則は緩和(膝と肩が隠れていることが条件)されています。このまま変化がして行けば、もしかしたら近い将来、アバヤ(全身を覆う黒い民族衣装)やヒジャブ(髪を隠すスカーフ)、ニカブ(目元以外を隠す布)をまとう女性たちがカフェで語らう姿やピクニックを楽しむ姿は、見られなくなるかもしれません。


    サウジアラビアには、絶景や保存された古代文明、本物のイスラム文化など、行ってみなければ感じることができない見どころが沢山あります!


    そんな魅惑いっぱいのアラビアン王国「サウジアラビア」に是非一度足を運んでみてください!