Ola!みなさんこんにちは!
スペインのアラゴン州って聞いたことありますか?
バルセロナ、マドリードは知っていてもアラゴン州を聞いたことがある方は
スペイン通の方を除くとかなり少ないかと思います、、、
今回、私はアラゴン州の州都で州の中心部に位置するサラゴサ、
アラゴン州南部の街テルエルとアルバラシンに行ってきました!
州都のサラゴサへは、高速鉄道レンフェを利用すると、
マドリードから約1時間15分、バルセロナから約1時間40分で行けちゃいます!
サラゴサのエブロ川沿いに建つ聖母ピラール大聖堂は
一見の価値があることは間違いないですが、
こちらの記事では
アラゴン州のアの字も聞いたことがなかった私が
一生に一度は行きたい場所と明言できるほど素晴らしい街と感じた
テルエルとアルバラシンについてレポートします!
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テルエルはアラゴン州3番目に人口の多い街。とはいっても人口はたったの約3万人。
中世にタイムスリップしたようなかわいらしい街です。
街はおだやかな傾斜のある地形となっており、
街の最も高い位置にはバスターミナル、麓に鉄道駅があります。
テルエルの魅力はなんといってもここでしか見られないムデハル様式の建築!!
んー建築あんまり興味ないしなあ。
どうせ他のヨーロッパと同じような教会とかでしょ、、
って私も思っていましたが、とっても目新しくてかわいいんです!!
赤茶色のレンガに緑色の陶器の装飾が特徴的★
ムデハル建築とはイスラム教徒の伝統的建築技術をキリスト教徒支配下で発展させた建築様式であり、
イスラム教とキリスト教それぞれの建築様式がミックスしたいいとこどりの建築物!
テルエルには世界遺産に登録されたムデハル様式の建築物が4つもあります。
テルエル町全体がムデハル様式の博物館と言われています。
ムデハルはアラビア語のムダッチャに由来し、「残ることを許されたもの」という意味。奥深いですね。
また、愛の街としても知られるテルエル。
ロミオとジュリエットの舞台として有名なイタリアのヴェローナとしばしば比較されるそう。
悲劇的な運命をたどった二人のミイラをサン・ペドロ教会に隣接する霊廟で見ることができます。
どんなお話かは実際に足を運んで確かめてみてくださいね!
(1)宗教の模様がミックス
テルエルにはかつてムスリム、キリスト教徒、そしてユダヤ人が住んでいたといわれ、
街の中で住む場所が分かれていたものの共存して生活していたと言われています。
そのあめ三つの宗教を象徴するマークが街のいたることろで見つけることができます。
教会の天井、公園の柵、マンホール、看板など街を歩きながら探してみましょう!
(2)サラゴサのムデハル様式の建築物をチェック
ムデハル様式の建築物は実は州都のサラゴサでも見ることができます。
サラゴサのサルバドール大聖堂(ラセオ)は
様々な時代の建築様式が融合されており、
壁面一面ににムデハル様式が残されいます。
私はテルエルに訪問した後にサラゴサに戻りこの大聖堂を見ましたが、
目に入った瞬間「ムデハル建築!!」と建築様式の見極めができるようになりました。
ロマネクス様式やルネッサンス様式等はまだまだ一目ではわらからないので要勉強です、、、
(3)チーズとハム、タイルを買う
はるばるテルエルまできたらなしっかり戦利品を持って帰りましょう!
テルエルといえばハムとチーズ、そして陶器!
ワインと一緒にホテルで寝る前にたしなむのもよいですね♪
ムデハル様式の建築にも使われている緑のかわいらしい焼き物は、
タイル、食器、水差しとしてお土産屋さんで買うことができます。
続いて、テルエルから西へ車で1時間弱に位置するアルバラシンに到着しました。
アルバラシンは街というより村に近い、田舎の村です。
周囲は山に囲まれており、突如現れる神秘的な村という印象を受けました。
バスターミナルより村の中の坂道を10分ほど登ると、
万里の頂上のような昔の城塞の一部の壁が見えてきました。
山道に入り5分ほどで村の頂上にたどり着き、
振り返るとあっと言葉を失うほどの美しいバラ色の村が広がっていました。
モロッコのシャウエン(青い村)やスペインのアンダルシアの白い村に続いて、このバラ色の村アルバラシンは今後人気になること間違いなしです。
おすすめのシーズンは5月と10月!
夏は激暑、冬は激寒となるそうです、、、
11月後半はかなーり寒くて山に登ってるときも
がくがくブルブル状態でした、、、
ですので気候重視の場合は5月10月あたりを狙ってきて下さい。
ただし、観光客の少ないオフシーズンも静寂な村をゆっくりと堪能でき、
人のいない写真もとりまくれるので個人的にはおすすめです!
旧市街の建物を修復しているサンタマリア財団のアントニオさんに街を案内してもらいました!
アントニオさんによると
昔から町全体で修復工事を継続して行ってきたため昔のまま保存されている
こんなにきれい残っている町は他にない
あまり多くの観光客がきすぎて町の景観が変わって欲しくないと同時に
この素晴らしい街をたくさんの人に見てほしいと、
出会ってからお別れまで休憩なしにアルバラシンへの愛を語ってくれました。
旧市街に住んでいて村を知り尽くしているアントニオさにアルバラシンの楽しみ方を教えてもらいました!!
アルバラシンの楽しみ方3ヶ条
(1)道に迷うこと
(2)建物に入ること
(2)高いところから景色を見ること
この3つを心得て観光しましょう★
村のアイコンであるバラ色の村に映える青色の屋根が特徴的な教会の内部は財団で事前予約することで見学が可能です!
★サンタマリア財団
https://fundacionsantamariadealbarracin.com/en/
冒頭でアラゴン州の州都サラゴサまでは、
マドリードとバルセロナからのアクセスが抜群と書きましたが、
テルエルとアルバシンを含めると
公共交通機関を利用しての日帰り観光は現在のところ不可能です!
今回私はサラゴサから車でテルエル、アルバラシンへ行きましたが、
実際はサラゴサ―テルエル間は鉄道(3時間)またはバス(2時間)での移動となります。
また、テルエル―アルバラシン間はバスのみ、1日1便です。
アルバラシンへはテルエル経由しかありません。
バレンシアからテルエルまでは鉄道で2時間半、バスで2時間ですので、
バレンシアからテルエルに移動するのもありですね!
正直個人手配での行きにくさはありますが、
アルバラシンにはホテルもたくさんあり、
なんといってもアルバラシンの夜景がとってもきれいなので
宿泊を全力でおすすめします。
アルバラシンの夜の街内のあまりの美しさに感動で思わず涙が流れました。
アラゴン州の美しい村に宿泊して静寂で魅惑的な夜景を楽しんでみてはいかがでしょうか。