湖水地方ではなんだか感傷に浸る事が多かったのですが、気分を変えて次なる目的地【コッツウォルズ地方】を目指してウインダミアを出発。 一言でコッツウォルズといっても実際はかなり広範囲を指します。 穏やかな田園風景の広がる丘陵地帯に、それぞれ独特な雰囲気を持つ村々が点在しているそんな絵葉書見たいな風景が広がるところ、それがコッツウォルズ地方です。 そんなコッツウォルズ地方を満喫する為にはレンタカーが必須! 今回実地調査の名目で実際に自らハンドルを握ってコッツウォルズを巡ってまいりました! 旅日記もギアチェンジしてコッツウォルズドライブの様子をご案内いたします!
スタッフおすすめ!お得ツアー
大阪発
≪関空発着カタール航空≫~イギリス縦断鉄道旅~中世の雰囲気漂うエディンバラ×緑豊かな湖水地方&コッツウォルズ×ビートルズの故郷リヴァプール×見どころ満載ロンドン周遊10日間
日数:10日間
旅行代金:317,800円~457,800円ツアーはこちら
海外でレンタカーと簡単に言っても、運転する身としてはプレッシャーです。なんせハワイでしか運転したことないし・・・・
ですが案ずる事無かれ。 ここイギリスは右ハンドル&英語の国(つまり標識は当たり前ですが英語)。 日本に無いものといえばラウンドアバウトという放射状の交差点くらい。
なんだ余裕ぢゃん?
って思っていたのですがいざ運転となるとやはり手に汗握ります。
ドライブマップを街中の書店でゲットして地図を見ていたのですが、あっさり街から逆の方向へ向かって進みだす始末。。。同乗のナビ役はこれっぽっちも役にたたず・・・・・
とはいえ車で移動せねば到着できないのが今宵の目的地である 【ストゥ・オン・ザ・ウォルド】 ここからかる~く50キロ以上離れた場所。
まぁ、じたばたしてもしょうがない。という事で落ち着いて再出発~
写真左:ストラトフォード・アポン・エイヴォンの駅
写真中:ハーツレンタカーの駅前事務所
写真右:オートマチックタイプのコンパクトカー
今回の旅では ウインダミア⇒オクセンホルム⇒ランカスター⇒バーミンガム⇒ストラトフォードアポンエイヴォン。というルートでこの街に到着。
この街はコッツウォルズ観光では北部の基点となる街でレンタカー会社もあるのです。
今回はストラトフォード・アポン・エイヴォンで車を借りた後3日後にロンドン・ヒースロー空港で乗り捨てという、逃げ場も無く、まさに車が無ければどうにもならない日程。
ダイジョブかなぁ・・・かなり不安・・・・・
でも折角来たんだからという事で、かの有名な劇作家 ウイリアム・シェイクスピアの生まれた家、育った街であるストラトフォード・アポン・エイヴォンを散策。
のんびりした田舎町には観光客だらけ。 さすがシェイクスピア!
写真左、中: 街の様子。夕方なので閑散としてました。
写真右:シェイクスピアの生家。
ドライブ初日は濃霧と16時には日没という初イギリスドライブには泣きっ面に蜂の悲惨な状況下でしたがどうにか無事にホテルへ到着。
場所は【ストゥ・オン・ザ・ウォルド近郊】 のこれまた英国風マナーハウス。
実はこのホテルが最高~によかったのです♪♪
なので詳細は後程詳しくご案内するとして、レンタカーで一気にめぐった一日のルートをご案内します。
①ストゥー・オン・ザ・ウォルド⇒②チッピングカムデン⇒③ブロードェイ⇒④スタントン⇒⑤スノースヒル⇒⑥モートン・イン・マーシュ⇒⑦バートン・オン・ザ・ウォーター⇒⑧バイブリー⇒⑨バーフォード
走破した距離は150キロはくだらないですが、コッツウォルズ地方これでもかっ!というくらい満喫してまいりましたので各村の特徴を順番にご紹介します。
写真左&中:最高によかった【WICK HILL HOTEL】
写真右:現地調達した必須アイテムのドライブマップ
ドライブのスタートは丘の街【ストゥ・オン・ザ・ウォルド】 から。ここはコッツウォルズ地域でも交通の要所となっているため幾度と無く通りました。
骨董品屋さんが多く、いかにもこの地方の田舎町という素朴な雰囲気です。ライムストーン(石灰岩)で出来た街並みは数百年前から残るシロモノです。
21世紀になった今でも現存しているのがすごい。
ストゥ・オン・ザ・ウォルドからストラトフォード・アポン・エイヴォン方面へ北上してお次は【チッピングカムデン】へ!
ここはいわゆる「ハニーカラー はちみつ色」の家々が並ぶかわいらしい村。
列車の駅があるモートン・イン・マーシュからのバス便やタクシーでの移動も可能な距離なのでロンドンからの訪れる事も可能。
街の中心のハイストリートには観光客がそぞろ歩きしていてなんとも穏やかな街です。
写真左:ストゥ・オン・ザ・ウォルドの中心広場
写真中:一歩路地を入ると中世にタイムスリップ!
写真右:チッピングカムデンの中心を貫くハイストリート
【はちみつ色】の街並みに魅せられ、またまた【はちみつ色】の景色を求めて今度は西へ!
お次はコッツウォルズ観光でも有名な【ブロードウェイ】です。
緩やかな坂の両端には【はちみつ色】の家々が軒を連ねます。
ここは比較的大きな街で観光客も沢山きてます。お土産物屋さんも沢山あるのでコッツウォルズ土産をGETするには丁度いいかも。
ブロードウェーからさらに南西に向かい、マナーハウスが有名な村【スノースヒル】を通過して、絵葉書にもなるような小さな村【スタントン】へ向かいます。
【スタントン】は観光地という雰囲気のところではなく、地元の人々が昔からの生活をひっそりしているような静かな雰囲気の村でした。
写真左&中:ブロードウェーの街並み
写真右:ひっそりとした佇まいのスタントン村
【スタントン】を後に今度は一気に東へ。
北東部コッツウォルズ地方で唯一列車の駅がある【モートン・イン・マーシュ】へ。
ここは交通の要所のという感じで見所はあまりない感じの街。ここからバスやタクシーを使って近隣の村々へ出発する拠点となるところです。
【バートン・オン・ザ・ウォーター】
ここはどこで写真を撮っても画になる風景ばかり。丁度紅葉がラストタイミングという事もありきれいな写真が沢山取れました。
この街もコッツウォルズ観光でははずせない街の一つです。
写真左:モートンインマーシュの鉄道駅
写真中&右:バートン・オン・ザ・ウォーターの風景
最後に訪れたのが【英国一美しい村】と称された
【バイブリー】と坂の町【バーフォード】
【バイブリー】はライムストーンの家々が軒を連ねる静かでひっそりとした佇まいの村で、しんみりした雰囲気の谷あいにある村です。
逆に【バーフォード】は坂の両サイドに、雑貨屋、レストラン、カフェなどいろんなお店が集まっていて活気にあふれた村。 お土産屋も【ブロードウェイ】のように沢山あるので、旅行の最後にお土産集めにはもってこいです。
写真左:バーフォードの街並み
写真中:静寂に包まれたバイブリーの村
写真右:夕暮れに映えるバイブリーの家々
今回コッツウォルズ地方に2連泊したホテルがここ
【WICK HILL HOTEL】
湖水地方に次いで英国風マナーハウスに宿泊です♪
ストゥ・オン・ザ・ウォルドから5キロくらい離れた完全に郊外の森の中にあり、車がない限り100%到着する事は不可能なところ。
森の中に突如現れた中世の貴族の館を思わせるマナーハウスは雰囲気抜群!
苦労して到着した甲斐があったというもの。レンタカーさえあればこんな素敵なホテルに宿泊可能なんです。
写真左:朝靄に煙るホテル外観
写真中&右:ホテルラウンジ&レセプション
コッツウォルズ地方を巡って感じたのは、ここは村を訪れるのを目的とせずに、美しい丘陵地帯や森の中を車でのんびり景色を見ながらドライブ。そのついでに個性豊かな村々を巡る。こんな旅のスタイルがいいのだと思いました。
そんな旅に華を添えるのが【マナーハウス】滞在です。湖水地方もコッツウォルズ地方もどちらにも共通しているのが、イギリスの歴史と伝統が色濃く残っているところであること。
だとしたらイギリスの伝統様式を汲んでいる【マナーハウス】に泊まるのがオススメというわけです。【京都に観光に行って老舗旅館に泊まる】みたいなものでしょうかね。
周辺にレストランなども無いので宿泊しているマナーハウスでゆっくりとディナーを愉しむ。朝食はイングリッシュスタイルで紅茶とともに頂く。
こんな贅沢を比較的リーズナブルに味わえるのがこの地方の旅行の醍醐味ですね。
写真左:角部屋だった客室
写真中:メインレストラン
写真右:ビュッフェスタイルの朝食
最終日に訪れた最大のヤマ場。コッツウォルズからロンドンヒースロー空港まで車で行かねばいけない。
その距離約140キロ!! うーん異国の地ではシビレル距離だ。
運転には慣れたものの地図を見るとヒースロー空港周辺には高速が入り乱れておりなんだか入り組んでいそう・・・・
この車にカーナビは無い。まっとうなナビゲーターもいない。頼れるのは地図と標識のみ。
航空機の発着時間まで十分余裕を見て出発! 高速道路を快適にびゅんびゅんとばしながらあっさりと空港周辺に到着。ターミナル内をレンタカーの返却場所を捜し求めてうろうろとさまよっていたまさにその時っ!
が~ん!! やってもうた。
いつの間にやら空港の敷地から出てしまいあろうことかて逆方向の高速にまた乗ってしまった・・・・
動転しそうな気持ちを抑えつつ必死に道をリカバーして何とか無事に返却場所へ。
こんな事もあろうかとたっぷりと時間に余裕を持って出発してきて大正解!
どんなときも心と時間には余裕を!と痛感したのでした。
写真左:朝焼けのコッツウォルズ丘陵
写真中&右 ヒースロー空港のレンタカー返却場所。
今回コッツウォルズ地方をレンタカーで周りましたがこの地域の観光にレンタカーは必須です。日本で普段運転している方なら問題なく運転できますので是非ともオススメです。注意点としては
*国際免許証に加えて日本の免許証、ドライバー名義のクレジットカードが必須。
*万一の際に備え貸し出し時に保険の上限金額を上積みしておくほうが良い。
*オートマチックタイプの車(希望する人)が少ないため日本出発前の予約がよい。
*日没の時間は計算してプランニング(夜は真っ暗なのに加えライトが日本車よりも弱い為運転が難しくなります)
*ドライブマップは絶対に必要。(かなり細かく載っていますので重宝します)
等など注意点はありますが、安全運転を心がければ非常に快適な旅が出来ます。
ありきたりの観光ではなく自分で自由にプランを組めるのが良いところです。
興味のある方是非ともご相談ください。お待ちいたしております!