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パムッカレはパムック=綿、カレ=城砦の意味を持つトルコ国内の有数の温泉保養地である。国内外から観光客が押し寄せ、特に夏のシーズンが人気である。パムッカレは真っ白な綿のような石灰棚と、聖なる都市ヒエラポリスから成り立っている。この場所では長い年月をかけて形成された石灰棚とペルガモン王国のヒエロポリスの遺跡やローマ遺跡、すなわち自然の遺産と人間の遺産、どちらも楽しむことができる。この石灰棚は世界遺産にも登録されている。
パムッカレのみどころ
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石灰棚
大地上部から流れ出る温泉は石灰分と二酸化炭素を豊富に含み、石灰分を岩石に塗り広げ二酸化炭素を発しながら流れていく。石灰棚はこの流れていく温泉の残留物にて形成されているのである。広い石灰棚には、いくつものくぼみがあり、温泉が溜まっている。この温泉は古代から、動脈硬化、不整脈、神経症、発疹、目の病気、リュウマチ、胃腸障害に効果があると言われており、ローマ皇帝も治療のため訪れた記録が残されている。ただ近年、この美しい石化棚の温泉は枯れつつあり、危機的状況になりつつある。石灰棚保護のために、石灰棚の立ち入りが制限されている。また、綿のような白い石灰棚はもちろん美しいが、夕日に染まった石灰棚も魅力的である。
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ペルガモン王国 ヒエラポリス
ヒエララポリスはペルガモン王国の王、エウメネス2世が建設したと言われており、都市の名前にはいくつか説がある。一つ目は、伝説上のペルガモン創始者テレフォスの妻ヒエラの名前にちなんでつけられたというものであり、二つ目は、この地で様々な宗教的行事が行われていたことから「ヒエラ=神聖な」に由来するというものである。ヒエラポリスはヘレニズム時代より宗教的中心地として栄えていた、冥界に通ずる洞窟周辺に建設され、「聖なる都市」と呼ばれた。ヒエラポリスの見どころは、円形劇場、ネクロポリス、メインストリート等である。ヒエラポリス遺跡もエフェソスまでとは言わないが、街がそのまま残っており、当時の様子を彷彿させる。特に小高い丘の上に建築された劇場が印象的で、役者の声がよく通る仕組みになっている。また多彩な装飾が施されたファサードはアポロンやアルテミスをモチーフとする神話の一部が描かれている。
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パムッカレ・テルマル(温泉)
パムッカレの入り口には『パムッカレ・テルマル』があります。
日本のプールのように水着を着て楽しむ天然の炭酸泉の温泉施設です。
水の神を祭る神殿があった場所だといわれており、温泉の底には大理石の柱など、
ローマ時代の遺跡が足元にそのまま沈んでいます。
透明度の高い温泉水のため、水中の遺跡の様子を楽しみながら泳ぐことができます。
水温は少しぬるめです。温泉に浸かって悠久の歴史を肌で感じてみてください。